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「存在の不確かなともだちのみなさん、いかがおすごしですか?」
それぞれの居場所から、空中に声を放り投げる。
社会から隠してもくれるし、隠されてもしまう「穴」に遭遇することがある。 身の内側に抱えたり、風穴のように遠い向こうの不確かな世界を覗き見させてくれる。
時には心地よく守ってくれるシェルターのようでもあり、時には、外から自分の姿を見えなくするマントのようでもある。
そんな穴から、「存在の不確かなともだち」へ語りかける声を往来させる。
Step1: プロジェクト・レター
指示書(ルール)の書かれたプロジェクト・レターが登録者に届く。
Step2: 「放つ声」
参加したければ、「放つ声」と呼ばれる声の録音データをプロジェクトに送る。
送られてきた「放つ声」は匿名のまま、プロジェクトレターを介して登録者に共有される。(Sound Cloudのリンクで紹介)
Step3: 「なんらかの応答」
「放つ声」に応答したい人は、プロジェクトに「なんらかの応答」を送る。
「応答」は声に限らず、テキスト、演奏音や自然音などの音声、絵、動画、とメディアを問わない。
Step4: ラジオ
「放つ声」と「なんらかの応答」を、登録者のみが聞くことができるラジオ上で匿名のまま紹介。
参加の仕方 A:「声を放つひと」になる
「放つ声」のルール
「声」は、見知らぬ人への問いかけや歌や詩など(著作権にひっかからない範囲で)自由だし、そもそも問いかけでなくてもいい。
「声」は、どんな言語でも、「声」でなく「音」だけでもOK。
「声」は、ささやかすぎて誰にも言う機会のないちょっとしたことだったりと自由。オチがなくても問題ない。
どんな話題も基本的にOK. 宗教も政治も、楽しいのも得たいの知れないのも愚痴も怒りも悲しみも。路上で泣き叫びたいときの代わりでも。踊りたいならダンスの振り付けでも。
静かな場所で録音する必要は特にない。
「声」はあなたの声でも、他の誰かの声でも、合成音声でもかまわない。ただし、自分以外の声の場合には声の主の許可を得ること、著作権がフリーな状態で使用すること。
一番簡単な録音方法は、スマホのボイスメモの使用だと思われる。また、ひとりで zoom を使用しての録音も簡単です。やりかたを自分で調べてもわからない場合は、本プロジェクトのメール宛にご相談を。
過去には、深夜に目が覚めて手元のスマホに呂律のまわらない声で録音した、という例もあり。気楽にも、真剣にもご参加ください。
本プロジェクトでは、音声投稿者の氏名を公表しない。音声のファイル名は可能なら「タイトル的な短いことば」にする。ファイル名の変更ができない場合には、メールで、「タイトル的な短いことば」を知らせる。
「声」の送付方法
・ 本プロジェクトのメール宛に直接送付。
・ギガファイル便などを使用して本プロジェクトのメール宛に送付。
・例外的に、whatsapp の使用を許可することがあり ます。どうしてもという場合にはご相談ください。
せっかく声を放っても、応答が得られるかどうかはわかりません。それも気楽でいいかもしれない。
「声」は、基本的にはすべて紹介します。ただし、明らかな誹謗中傷や嫌がらせ、まったく無関係無目的の内容と判断できた場合には、ラジオでの取り上げを控える場合があります。それでも、そのまま流す場合もあります。
参加の仕方 B:「存在の不確かな応答者」になる
レターで配信される音声ファイル「放つ声」を聴く。
音声ファイルの「放つ声」に応答(相槌や実際に言葉を声にだして言ったり、メモを残したり、手紙を書いたり)するかもしれないし、しないかもしれない。
「なんらかの応答」を、あなたは音声 (いちばんのおすすめ)や、テキストや、写真やイラストや動画(重たすぎないデータでお願いします)として、ラジオ「穴と声」に送ることができる。(送らないこともできる。)
ラジオ「穴と声」では、届いた応答を匿名扱いでご紹介します。
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「なんらかの応答」のルール
「なんらかの応答」は、どんな言語でも自由。
静かな場所で録音・録画する必要は特にない。
「声」はあなたの声でも、他の誰かの声でも、合成音声でもかまわない。ただし、自分以外の声の場合には声の主の許可を得ること、著作権がフリーな状態で使用すること。
一番簡単な録音方法は、スマホのボイスメモの使用だと思われる。また、ひとりで zoom を使用しての録音も簡単です。やりかたを自分で調べてもわからない場合は、本プロジェクトのメール宛にご相談を。
事前のテスト版では、深夜に目が覚めて手元のスマホに呂律のまわらない声で録音した、という例もあり。気楽にも、真剣にもご参加ください。
本プロジェクトでは、応答者の氏名を公表しない。応答のファイル名は可能なら「どの放つ声への応答か」わかる名前にする。ファイル名の変更ができない場合には、メールで知らせる。
「なんらかの応答」の送付方法
・ 本プロジェクトのメール宛に直接送付する
・ 重たすぎて難しい場合には、こちらのストレージにアップロードする(ただし、他の人もここにアップしているのを見つけても決して開いてはいけない。誤って削除する可能性があるためです。)
・ギガファイル便などを使用して本プロジェクトのメール宛に送付。
・例外的に、whatsappの使用を許可することがあります。どうしてもという場合にはご相談ください。
「なんらかの応答」は、基本的にはすべて紹介するスタンスです。ただし、明らかな誹謗中傷や嫌がらせ、まったく無関係な内容と判断できた場合には、取り上げるのを控える場合があります。それでもそのまま流す場合もあります。
当初は、見えない誰かに語りかけるスタイルが多かったが、回を重ねるにつれて不思議に魅力的な一人語りが増えていった印象がある。
人生で訪れる死別のような話から、フランス語の駄洒落の披露、自分だけかもしれない身体感覚の告白、起承転結のある出来上がったおもしろい話、「ウクレレでコードだけ弾くので、これにメロディーと歌詞をつけてください」といった参加を促すもの、朗読、歩きながらや寝起きに録音した独り言のような音、楽器を使った即興演奏まで様々。
必ずしも応答を得られるわけではないが、応答のないものがつまらないかというとそうではなく、聞きいってしまうものも多い。それら全てのやりとりは、「存在のふたしかな友達のみなさん、いかがおすごしでしょうか?」と始まるラジオで紹介する。
積極的に声を放つ人、聞くだけの人、たまに参加する人、声は送らないが音声は送る人、様々な方法で参加いただいている。
参加者が暮らす国は基本的に日本だが、過去にはブラジルからの参加もあった。(ポルトガル語で来た場合には、AIの音声翻訳を駆使してそれぞれが聞いたり、応答したりした。)
年齢は5~6歳から上は想像にお任せするが、結構ひろい。(2025年5月現在)
社会的なバックグラウンドはそれぞれ隠しているが、居住地は南は九州から北は東北までの方々が参加している。(2025年5月現在)
参加者は表立って募ってはいないが、常に募集中。
当初より、本プロジェクトは「ラジオ」で終わるとは考えていない。
「穴と声ラジオ」は通過点であるが、同時にそれ自体を作品化とは関係なく長期的に続けていくつもりでいる。
参加してくださる方には、送ってくださった音声を元に、将来、まったく別の映像作品や音声作品に育てる可能性が高いことを伝えてある。
ただし、その場合に、送付した音声の使用許可は改めていただくので、作品に使用不可の場合でも「穴と声」に参加することは可能であると伝えている。
私は、すでにあるコミュニティーを作品のために取材したりするよりも、自分たちの手で他にはない場所を作ることに関心がある。その先にどんな作品が待っているのかはその時々で変わり、いくつもの作品になればいいと思う。
年に1~2回開催中。
開催時期には、1~2週間に1通のレターが三ヶ月程度届きます。
レターを読むだけの参加者も多くいらっしゃいますので、参加を迷っている段階でも安心してご登録ください。
ニュースレターの一部。
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